自己開示できない..。グッと距離が縮まる自己開示とは

こんにちは!ryuです。

皆さんは自己開示という言葉をご存知でしょうか。

コミュニケーションを円滑に進める上で、自己開示は必要不可欠と言っても過言ではありません。

知らない人には是非知ってもらいたいし、自己開示ができない人にはこの記事を参考にしてもらえたら幸いです。

それでは始めましょう。

目次

自己開示とは?

自己開示とは、隠し事を抜きにして自分の感情や価値観をありのまま相手に伝えることを言います。

また、自分が経験したネガティブなことも包み隠さず伝えることによって、「この人にはこんな一面もあったんだ。でも話してくれて嬉しいよ」と相手に理解してもらえる関係作りを目的としています。

相手と深い関係になるには、自分が相手の事を理解し、相手からも理解してもらわなければなりません。

少しでも隠し事がある関係は、どうしてもうわべだけの付き合いになってしまいますよね。

自分が本当に悩んでいる時、どうしようもなく寂しくなった時に、ありのままなんでも話せる相手が居たらどんなに気持ちが楽でしょうか。

この関係性が同性でいた場合、自分の良き理解者になってくれます。

恋人なら誰よりも一番、心の支えになってくれるはずです。

自己開示は対人コミュニケーションの目指すべき目標であるとされています。

自己開示ができない~そんな時はまず自分を知ろう。

自己開示する上で大切なのは、まず自分の事を自分が理解するということです。

下の表をご覧ください。

この表はジョハリの窓といいます。

自分と他者の関係性を知っているか、知らないかで分類した表です。

一番望ましい”自分”は左上の「開放」です。

自分が自分の事を理解し、相手からも理解されている関係。まさに自己開示ができている関係であると言えます。

「盲点」は相手は知っていて、自分は知らない一面があるということ。

「私ってそんな一面あったんだ!」ってやつですね。指摘してくれる相手が居たら知ることができますが、誰からも言われなければ、相手だけが知っている一面になります。

「隠ぺい」は自分だけしか知らない一面があること。

自分では分かっているけど、他者は知らない”自分”の一面があるということです。

「未知」は自分も他者も知らない”自分”の一面がある。またはあり得るということですね。

自己開示する上でのキーポイント

ここで大切なのは「盲点」「隠ぺい」です。

自己開示のキーポイント〜「盲点」〜

「盲点」を克服すには他者の力が必要です。

自分が知らない”自分”に気付く機会は他者とのコミュニケーションの中にあります。

相手が言ってくれた自分の知らない一面を、アドバイスだと受け止め、素直に受け入れることで、その相手とは「開放」の関係性に一歩近づくことができるのです。

人はどうでもいい相手に「あなたには○○な一面があるから~」と言ったりしません。

むしろ、言うだけ無駄だし、めんどくさいと思うのが”普通の人”です。

「いや、だけど、だって、、、、」このように反発しては相手はこれ以上、あなたに対してなにもアドバイスはしなくなってしまします。

あなたのことを考えて言ってくれていると思うことができれば、それは自分の知らない一面に気付くチャンスです。

「言ってくれてありがとう!」「自分でも気づかなかったよ!」とポジティブな返事を心がけましょう。

自己開示のキーポイント〜「隠ぺい」〜

次に「隠ぺい」です。

「隠ぺい」は自分だけしか知らない一面があることです。

人に知られたくないこと。これはぼくにもありますし、この記事を見ている方ほぼ全員に当てはまると思います。

自分だけしか知らない一面を相手に伝えるには勇気が必要です。

自分が関係を深めたいと思う相手に、この「隠ぺい」の部分を伝えることで、「開放」に近づくことが可能です。

この「隠ぺい」の部分を相手に伝えることで、返報性の原理が働きます。

「こんなことを話してくれるなんて、私は特別なのかもしれない」

あなたが先に話したからこそ、相手は自分の情報を打ち明けやすくなるのです。

相手も自分の情報を打ち明ければより一層、お互いの理解を深めることができるでしょう。

自己開示ができない人へのアドバイス

「開放」が自己開示の最終目標であることは理解できた。。。しかし、どのように相手に自分の話を伝えたらいいか、ここが一番難しいですよね。

自己開示ができない人には、2つのパターンがあります。

1つ目は、自己開示できる自分の一面はあるが、どのように相手に伝えたら良いか分からないという人。

2つ目は、自己開示する上で、自分の何を話したらいいか(どんな一面を話したらいいか)分からない人。

大きくこの2つに分類されます。

1.自己開示できる自分の一面はあるが、どのように相手に伝えたら良いか分からないという人

このパターンの人は、話すことが苦手な人ですね。自分の意思を伝える練習から始めましょう。

例えば、レストランや定食屋に行ったときに、メニューを見て、店員さんに「これとこれで。」と伝えている人がこの1つ目のパターンに陥りやすくなります。

会話を意識するのです。

会話を意識する練習をすれば、いざという時に言葉が出てきます。^^

レストランでは、「シーザーサラダと、サイコロステーキ、ライスは少なめで。それと食後にアイスコーヒーをお願いします。」と自分の”意志”をしっかり伝える練習をしましょう。

飲食店では自分の食べたものを伝えることで、手軽に「意志表示」することができます。

これは自分の伝えたいことを伝える練習にもなります。

対人コミュニケーションの場だと受け止め、「これ」ではない言葉で、自分の意思を伝える事から始めましょう。

2.自己開示する上で、自分の何を話したらいいか(どんな一面を話したらいいか)分からない人。

このパターンの人は、過去の自分のネガティブな体験を思い出してください。

または自分のコンプレックスですね。

関係を深めたい相手に対し、過去のネガティブな体験だったり、自分のコンプレックスを言うことで、「○○君にそんな出来事があったんだね。いつも笑ってるからそんな出来事を経験してるなんて思わなかった。話してくれてありがとう。」あなたが自分の情報をうまく伝えることができれば、このように返してくれるはずです。

「考えてみたけど、やっぱり自己開示する内容が思い当たらない。」

そんな時は、ぼく(ryu)のプロフィールを見てください。

ぼくのプロフィールには過去の失恋経験を赤裸々に公開しています。

過去の何かを思い出すきっかけになれば幸いです。

なかなか人に話せない出来事を頑張って打ち明ける事が、お互いの関係を深めるカギとなります。

自己開示の効果を最大限に活かすテクニック

自己開示ができない人も何となく、自己開示について分かってもらえたかな、と思います。

そこで、これから自己開示をしてみようという人に、テクニックをお教えします^^

それは自分の情報を伝える”前”に「ここだけの話なんだけど…」または、「○○君だけにしか言えない話があるんだけど…」と最初に話しましょう。

状況に応じてどちらか1つを伝えてください。

このテクニックは、「相手にしっかり話を聞いてもらう効果」と、「特別扱いされた」という2つの効果を同時に発揮させる、いわば魔法の言葉です。

大切な話の前に使わない手はありませんよね^^

そして話の後には「伝えてよかった」という言葉を忘れずに!

この言葉は、”あなたは真剣に私の話を聞いてくれた”という意思表示になり、聞いた相手にも満足感を与えます。

このテクニックは自己開示する時だけに限らず、大切な話の前に有効なので、是非覚えておいてくださいね^^

注意!自己開示ができない人は話す相手を間違えないで!

自己開示ができない人は誰に対して自己開示すればいいのか分からないと思います。

出会って間もない相手、もしくは関係が薄い相手に対して、突然自己開示すると相手は身構えてしまったり、負担に思う人もいます。

ぼくのおススメする相手は、家族、恋人、幼なじみがベストだと思います。

気になる相手(好きな異性)にも自己開示で距離を縮めたいと思う人もいると思います。

気になる相手に対しての自己開示は、会う回数だったり、どれくらいの間隔で会っているかが重要になってくるのですが、

大体は二人で会うようになって、5回目のデートの夜なんかが良いかと思います。

自己開示できない まとめ

自分のすべてをあれもこれもいっぺんに話さなくていいんです。

少しずつ自分の情報を出し、相手も自分の情報を出すことが、感情のキャッチボールになるのです。

感情のキャッチボールこそがジョハリの窓でお伝えした「開放」の関係。

すなわちお互いがお互いを理解し合えている関係です。

それでは今回の話をまとめます。

1、対人関係の最終目標はジョハリの窓の「開放」であること。自己開示しなければ「開放」の関係にはなれない。

2、自己開示するためには、ジョハリの窓の「盲点」「隠ぺい」を克服すること。

3、自己開示ができない人は、2つのパターンに分かれる。自分がどちらに当てはまるか理解し、克服しようと思う意志が大切。

4、自己開示には自分の話を最大限に活かす”魔法の言葉”がある。その言葉を最初に相手に話すこと。

5、自己開示は親密な関係になりたい相手に行うこと。出会って間もない相手に自己開示することは相手にとって負担になる場合がある。

以上の5項目を理解することが、自己開示できない自分を克服することに直結します。

分かりにくい箇所があればコメントしてください。

極力返します!

それでは^^

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ABOUTこの記事をかいた人

年齢:20代/ 千葉県在中/ 人間関係の難しさを知り、楽しさを知りヒトに興味を持ちました。 最近では心理学を勉強し、更にヒトを知る活動に専念しています。 学んだ事や独自の気づきから人間関係について発信していきます。